TEL:0745-32-7860

〒636-0815 奈良県生駒郡三郷町
勢野北1丁目2-20

奈良県生駒郡の歯科 さくら歯科医院

コラム

信貴山下駅のさくら歯科医院 歯科/歯医者の予約はEPARK歯科へ

〒636-0815 奈良県生駒郡
三郷町勢野北1丁目2-20

午前 9:30~12:30
午後 14:30~19:30
■混雑時間帯 平日/午前 土/午前
■祝日のある週は木曜日の午前中、診療しております。

本当のような非常識

友人や知人と歯の話になった時、よく耳にする歯の常識的な話の中には、我々歯科の専門家からすると「そんなばかな?」「そんなことはないよ!」「え!?そんな風に思っていたの?」と思うことがよくあるようです。日々の診療の中で耳にしたよくある話を、コラム的にまとめてみました。

虫歯編

虫歯は黒い
虫歯といえば黒くなっているイメージが強く、イラストなどでも虫歯は黒く表現されていることが多いですね。歯の黒くなっている部分があっても全部が虫歯というわけではなくて、食物の色素がついてしまった部分も黒く見えることがありますし、歯の溝では黒くなっていても虫歯にはなっていないことがよくあります。黒い部分は虫歯であってもゆっくりと大きくなってゆくので、慌てて治療しなくてもよい場合もあります。
それに対して、白い虫歯があります。これはとても分かりにくいです。プロの目で見れば一目瞭然なのですが、歯とほとんど同じ色をしていますので、一般の方にはまず虫歯だとは認識できません。
このタイプの虫歯は進むのがとても早く危険です。あっという間に歯の神経まで到達し、ひどい痛みを起こすのです。
こんな怖い虫歯も定期健診で発見されることが多いですので、定期的に検診をうけて、チェックしてもらうことをお勧めします。
虫歯は痛くなってから歯医者に行く
とても危険なことです。虫歯は初期のものであれば痛みはないのですが、かなりひどくなった時に初めて痛みを感じ始めることが多いのです。痛みが出るということは歯の神経が傷んでいるということ。
つまり、歯の神経を取る治療をしなければなりません。痛みが出た虫歯はつめるだけの簡単な治療で終 わることはほとんどありません。虫歯を見つけたら早めに治療しましょう。

歯ぐき編

肩こりが原因で歯が悪くなる
すごく良く耳にする表現ですが、歯科関係者からすると「???」な言葉です。
こういう時の歯の痛みは、多くの方が歯槽膿漏の痛みや腫れがあるときに言われます。歯槽膿漏の痛みの原因は歯周病菌の感染による急性炎症です。原因は歯にあります。
対して、肩こりは筋肉の使い過ぎや疲労による過緊張ですので、よく考えると直接の関連はありませんよね。
しかし、同時に起こり、場所も近いので肩こりと歯の痛みが関連付けられたのだと思います。
元気な時は免疫力もしっかりしていますので、歯の痛みは抑えられていますが、肩がこるほど疲れてしまうと弱いところが痛くなります。腰の悪い人は腰に。膝の悪い人は膝に。歯の悪い人は歯に症状が現れます。
疲れた時に歯に違和感や痛みの出る方は、歯周病の可能性が高いので、一度歯科医院にご相談ください。

歯磨き編

歯磨きは力を入れてしっかりと磨くのが良い
残念ながらいくら力を入れて磨いてもあまりきれいにはなりません。そもそも歯ブラシで落とせる汚れはとても柔らかいので、そんなに力を入れる必要はないのです。
大切なのは擦ることではなく、歯ブラシの毛先を汚れに届かせることです。歯の汚れは歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、狭くなっている所に溜まりますので、その部分に歯ブラシが届かせることで汚れが落とせます。強い力でゴシゴシ磨くと磨けた気分にはなっても、狭い部分の汚れは残ったままに
なります。
歯磨きは、「優しい力で小さく動かす」これが極意です。

歯ぐき編

歯間ブラシを通すと歯と歯の隙間が大きくなるので通さない方がよい
ひどい話です。こんなひどい話はありません。この話を信じてしまった方の中には、歯周病に苦しん でいる方が多いのです。歯間ブラシは歯周病から歯と歯ぐきを守ってくれる救世主のような、とても とてもありがたい道具なのに、これではまるで悪者です。こんな話を信じてはいけません。 しかし、歯間ブラシは使うことを面倒くさいと言われたり、うまくいかないと言って使うのをやめら れたりと、なぜか皆さんに嫌われています。
当院で指導を受けて使っていた方が暫くして、歯周病の症状を訴えて来院されることがありますが、 これらの方はほぼ 100%歯間ブラシの使用を止めておられます。理由は「面倒だから」が大半です。 もったいないですね。せっかく健康に近づいた歯ぐきを自ら悪化させているなんて...
「歯間ブラシを通すと腫れていた歯ぐきが引き締まって健康な歯ぐきにになる。」
これが正解です。

歯磨き編

歯ブラシは硬い方が汚れがよく落ちて、歯茎が鍛えられる。
歯磨きに於いて硬い歯ブラシを使った方がよいのはどういう時なのか?そのような状況はないと思います。硬い歯ブラシを使うと、ゴシゴシ擦って磨くことで、達成感はあるものの、あまり汚れも落ちていな いのに歯磨きをしたという気持ちだけが満たされ、本当は磨き残したままになっていたり。どれだけ強 く擦ったところで歯石が削れるわけではなし。歯茎を傷つけてしまったり、ひどい場合は歯茎がはれた りします。続けていると歯まで削ってしまいます。硬い歯ブラシを使うメリットはどこにもないと思います。
歯ブラシの毛は普通の硬さまでのもので綺麗に歯垢を落とせますし、十分に健康を維持することができ ます。
「歯ぐきが鍛えられる」時々患者様から出てくる言葉ですが、我々には全くピンとこない表現です。
歯ぐきが鍛えられて強くなるとはどういうことか?
「傷や擦れに強くなる?」→変わらないと思います。
「歯周病にかかりにくくなる?」→歯垢を磨き残さない方が遥かに近道です。
「歯が抜けにくくなる?」→歯を支えているのは歯ぐきではないので変わらないと思います。

『強い歯ぐき』をあえて表現するならば、
「毎日のセルフケアによって得られる、虫歯や歯周病になりにくい健康な状態」 

のことであると思いますよ。
TOP